妊娠28週。
Fissler(フィスラー)をご存知ですか?
昨今のSTAUB(ストウブ)やLe Creuset(ル・クルーゼ)などの
鋳物琺瑯ブームのその前、
「誘導調理」「底厚三層カプセル構造」「サーミックベース鍋底」などの技術を取り入れたドイツ製の金属鍋、それがFissler。細かく言うと
最高級ステンレスでアルミニウムをカプセルサンドすることで、熱を効率良く伝え、かつ保温性にも優れている
というもの。
その昔どうしても欲しかったけれどあまりに高くて
一人暮らしだし、小さいのでいいからって頑張って背伸びして買ったFissler。
妊娠中に今までの比じゃないくらいに自炊するようになって
なにかお鍋がもうひとつほしいなと思い始めたこの1月。
WEBで検索したら…
や、安い…!
な、なんで?という気持ちである。
だって高いで有名な側面もあったFisslerですよ?
むしろWikipediaには「世界で一番高い鍋を有する企業」とまで書かれている、
品質抜群、お値段も抜群、みたいなお鍋だったはずなのになんだこの価格は…!
いや、こんなに安いのもうおかしいでしょ。
いちばん右下が既知のFisslerですよ、他はなんなの…!
偽物…?いや、公式も売ってるし…一体?!
それぞれ見ていくと手がかりと思しき文言が。
生産国:中国
え?そ、そうなん?どゆこと。
な、なるほど。生産国が違うと値段が違うってわけか。
というか、Fisslerの廉価版を中国で作っていますってことらしい。
プレステージとかプロフェッショナルはまだシッカリとドイツ製でキッチリとイイお値段します。
それが困るんです。
高級メーカーから廉価版が出ると、マーケットの主流商品がそれになってしまってなかなか従来品が買えない。日本人的とも言われる流れだけど、別に日本に限った話ではないんじゃないかなと…私見ですが。
更に中国製を買わないと心に決めている身としては、Fisslerがほしいのに、ほしいFisslerが売ってないという困難に遭遇するわけです。
で、探してみましたが、中国製しか売ってないんじゃないかってくらい、
ドイツ製のフィスラーを探すのは案外大変。こうなったら中古でもと
メルカリとかラクマまで覗きましたが、売ってる人みなさんご存知のようで
ドイツ製は中古市場も高い。てことは、タマ数が少ないのかと不安になった頃、
見つけました。
ファッション通販 d fashion。MAGASEEKが運営してるんですね。
プレステージだけしか扱ってないのですが、なんと半額なのです半額。
half!Metà prezzo!Mitad de precio!Moitié prix!
これはもう買うしかないでしょう。
今ある鍋は直径16cmのシチュー鍋。てことは、18cmじゃ近すぎる。20?24?
大は小を兼ねる。てことで24をどーんと買っちゃえ〜!ポチっとな。
クレジットカード決済でセキュリティをクリアして、完了。
直後に届いた受注メールには「今から1時間だけキャンセルできます」とのこと。
と同時にLINE連携したら1,000円オフクーポンが出てた。
なので、慌てて一旦キャンセル。そして再度購入。
クーポン使えるかな〜。使えた!ラッキー☆
土曜日の手続きだったのに翌日(なんと日曜日!)には発送されて
午前中には手元に届きました。
MAGASEEKさん、中古屋とかかなり罵られてた時期もありましたが
日曜出荷はすごい。てことは、どこかの誰かが日曜に働いてくれてるんですね。
ありがとう、どこかの誰か。
開梱してみると24cmはちょっと大きかったかな。
でも、返品も交換も受け付けないとのこと。同封の明細に書いてありました。
食器・食品のジャンルだし、仕方ない…のだろうか。
これでガンガン大量の煮込みを作ってやろうじゃないか。
20cmを買い足すと、半額の恩恵が減ってしまうし…。
Lo barato a veces cuesta caro.
安いものほど高くつく、なんてことにだけはなりたくないしなぁ。
中国製は買いたくない。買わない。そう思って生活してると、案外無駄遣いしない。これホント!チャイナフリー節約と言ってもいいと思う。
しかも、壊れにくいドイツ製、修理できるドイツ製となれば尚のこと、長期間の使用で費用対効果バッチリなんじゃないかしら。
残念だったのは私のチョイスだけで、ちゃんとドイツ製の厚くて重い良いお鍋です。
STAUBで炊いたごはんにFisslerで作った煮付け、最高の朝ごはんじゃないですか!
使うのが楽しみです。大きいけど。とほほ。